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小説の墓場

魔術師まどか☆メイガス 第3話「衛宮家家族会議」

第三話 衛宮家家族会議

 

衛宮家大広間。21畳の大空間に皆が集まる。

 

切継「やぁ、まどかちゃん、元気にしていたかな?」

まどか「切継叔父さん、元気にしているよ」

切継「自身のアイデンティティに気付いたのなら、まどかちゃんも立派な衛宮家の一員になるわけだ。今日はその祝いの席でもあるからね」

まどか「ありがとうございます」

 

まどかは、長机のちょうど真ん中の席に座った。

 

時臣「やあ、まどかちゃん。今日はおめでとうだね」

まどか「うん、時臣叔父さん」

時臣「切継叔父さんの言うとおり、これからが本当の始まりだというべきかな。励みを忘れずにね」

まどか「はい。がんばります」

 

総勢9人の衛宮家血統の一族が集まった。

 

冬木市をまとめる地主達でもあるので、荘厳なメンバーでもある。

その中心に座しているのがまどかだ。未来の衛宮家を紡ぐ存在であるからに、その責任を担う存在として、圧倒的な目の的となっている。

 

士郎「時臣さん、早乙女さやか君は食事室でタツヤの面倒を見ていますね?」

時臣「あぁ、ちゃんと言っておいたよ」

早乙女 桜「そのことは大丈夫ですよ」

 

士郎「そうか、桜が言うのならば大丈夫のようだな。ではこれより衛宮家一族の大会議を開きます。座長はこの私、衛宮士郎。副座長は・・・」

凛「私、衛宮凛が務めます!!」

士郎「。。。凛・・・ちょっと声が大きいぞ・・・」

凛「あ、ごめん。いつもの市議会のクセがでちゃって」

 

士郎「では、今回の中心議題、私の娘である衛宮まどかに、魔術の継承を行うことを了承していただくことです。凛と共に合計500本の魔術刻印がありますので、100本の継承を行い、まどか自体にある既存の魔術刻印との統合をさせます。そのことで質疑を行いたいと思います。どうぞ」

 

切継「はい!」

士郎「どうぞ」

切継「まどかちゃんの魔術特性はどのようなものなのかな」

士郎「そうですね。簡潔に話すと巫女特性がとても強いです。あとは弓に関する魔術特性あります。同時に固有結界を有します」

切継「巫女特性ということは、結界内では優勢な立場をとることでいいのかな。そして固有結界はどのような結界なのかな」

士郎「はい。その意見で大丈夫です。固有結界は、まだ憶測の域ですが、小さなサーバントシステムのようなもので、結界内においては降霊したサーバントに変身して戦闘を行うことができます」

切継「なんだって?!それは凄い固有結界じゃあないか」

士郎「そうですね。しかし、まだ未熟なために12分しか結界を維持することはできないので、12分間の間だけの効用ですね」

 

時臣「私も良いかな」

士郎「はい、どうぞ」

時臣「その固有結界は、昔、聖杯システムを構築しようとした始まりの御三家のシステムの縮小体であると同意かな」

士郎「はい。そうですね」

時臣「なんと!!」

 

ざわ・・・・・・ざわ・・・・・・

 

切継「まどかちゃんにそのような素質があったなんて、驚いたよ」

時臣「ということは、聖杯の降臨もできるのではないかね?」

士郎「いえ、サーバントシステムだけです」

凛「士郎が頑張ればできるんじゃないの?」

士郎「凛、それは内密に情報じゃないか」

切継「ん?なんだい?まだ隠し情報があるのかい?」

 

士郎「もう、隠すことができないか。。。実は、私の固有結界は、武器の無限投影ではなく、私、エミヤシロウの無限錬成なのです」

切継「なんと!どうして今まで黙ってたんだい?」

士郎「それは、あまりにも秘匿すべきな固有結界であったのですから。座の投影は次元世界の投影でもあるのですから・・・すみませんお父さん」

切継「まあ、士郎の判断はいつも頼りにしているからな、大丈夫なのだろうが、今まで話せなくて苦労してきたことは確かだろうから、その重荷をもうこれからは担わなくていいからな」

 

士郎「ありがとうございます。それでは、私の固有結界、万有結界と言う私の能力についてご紹介します。私の魔術回路・刻印は実質無限に存在します。その理由は、次元世界という高次元の世界に私の本体の情報が記述してあります。その場所を、東方井蛙教会と言いますが、そこから派遣された存在が私"エミヤシロウ"です」

凛「そして、私も同様です」

 

葵「そんな、凛までそうなの?」

凛「ごめんね。お母さん私もそうなの。私もその教会に存在する座の情報から転送された存在なの。でもちゃんとお母さんのお腹の中から生まれてきたから、普通の座から生まれるサーバントのようなものではないわ。実体をもって生まれるんだから」

葵「そう、それなら大丈夫ね」

 

士郎「話は戻りますが、どうでしょうか?質疑が堪らないのならば、この場でお願いします」

 

アイリ「はい!」

士郎「お母さん、なんでしょうか?」

アイリ「士郎の髪が銀色なのは、私の遺伝なの?」

士郎「それは、90%はお母さんとお父さんの遺伝で、10%は座からの情報だよ」

アイリ「そう、わかったわ。ありがとう士郎」

士郎「それでは、今日の議題、衛宮まどかの継承課題は満場一致でよろしいでしょうか?」

 

??「はいッ!」

 

士郎「ん?まさか」

 

士郎は、廊下側の障子を開いた。

すると、早乙女さやかが転がり崩れた。

 

桜「さやか!盗み聴きしてたの!?」

さやか「あはは。すいません」

士郎「・・・・・・なんでさ。さやか君、君はどこから聴いていたんだね?」

さやか「ほとんど最初から最後までです。。。」

士郎「・・・・・・よし!皆さん!ここで桜!さやかに魔術刻印の継承を宣言したまえ!」

桜「えっ・・・・・・しょうがないか。やはり遺伝なのかしらね。うっかりの」

凛&時臣「!!・・・・・・」

 

さやか「でへへへ。<これで正義の味方になれるぞ!>」

士郎「さやか君!」

さやか「はいっ!」

士郎「来週から毎週日曜に魔術特別講座を開くので、絶対にアインツベルン城に来るように!」

さやか「はっ了解しました!」

 

士郎「端っから盗み聞きしようとはしてまいな?」

さやか「いえ、してません!タツヤ君が寝てしまったので、どうしようか迷い、言付けされていましたが、次のことを聴こうと来ていたのです」

士郎「そうか、悪意が無いのならいいが、もしも仮にあったのなら、フフフ・・・・・・」

さやか「えっ!ちょ、そのフフフというのは・・・・・・」

士郎「わかったかね?」

さやか「はい!」

 

まどか「さやかちゃん、一緒に来週頑張ろうね!」

さやか「おう!」

士郎「桜、来週日曜は城に来てくれよ」

桜「はい。了解しましたぁ〜・・・・・・やはりうっかりなのね」

 

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急展開してしまいましたね。というか計画どうりなんですけどね。

ほむら登場回はもうちょっと先ですね。まずは二人の魔術訓練が先ですから。

 

話し中に登場した、東方井蛙教会は、真のカリスマでできた教会と同一です。あの場所は、異次元世界に存在していますが、同時に次元世界にも存在する教会です。それらの話は、またの後日に伝えますね。