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小説の墓場

執事連盟 第三話 「時を操るメイド長」

幻想郷、真のカリスマで万有のエミヤシロウが執事として紅魔館で、働き出した頃の話。なので、真のカリスマを一読すると伏線がわかりやすいです。一応、独自設定などは話の中で説明させていただきました。

簡単に解説すると、東方井蛙教会とは、第五次元空間上に存在する幻想郷及び世界を管理する次元コーディネーター(次元間を旅する者達)が所属するキャンプ地のようなものである。そこの副教会長が、言峰綺麗。そしてそこに所属するのがエミヤシロウ、八雲紫などである。ここでのエミヤシロウは万有のエミヤシロウであり、天使と同等の能力を駆使することができる。

 

 
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朝6時。言峰綺麗が憑依しているレミリア・スカーレットは、昼間は言峰綺麗が主体人格となり、夜は本来のレミリア・スカーレットが主体人格となる。言峰綺麗を白、レミリアを黒と表示する。

エミ「お嬢様。朝です。起きてください」
白レ「ん・・・もう朝なの?」

寝起き直後のレミリアは低血圧で、あまり起きられない。

エミ「朝のブラッドティーです。私の血も一滴煎じさせていただきましたので、気分壮快になるかと」
白レ「ありがとう。純潔な人間の血を飲めるのはとても良いことだわ」

レミリアは、血の色になった紅茶を一飲みした。

白レ「うぅっわぁぁ!すごい。すっぽんの血を飲んだときのようだわ!」
エミ「それは、良かったですね。では、着替えて食堂に向かいましょう。咲夜が朝食の準備をしていますので」
白レ「わかったわ」

レミリアは、エミヤの手伝いにより、普段着に着替えて食堂に移動した。そこでは咲夜が朝食の準備を完了していた。

咲夜「お嬢様、おはようございます」
白レ「おはよう、咲夜」
咲夜「パチュリー様がもう少しで到着します」
白レ「そう。ありがとうね」

ちょうど、食堂入り口の両扉のドアが開いた。

パチ「おはよう。みんな」
咲夜&エミヤ「おはようございます。パチュリー様」
白レ「おはよう。パチェ」
パチ「おはよう。レミィ」

そうして二人は朝食を食べ終わった。二人は食後の紅茶を飲んでいる。フランには咲夜が地下へと食事を運んでいった。

エミ「お嬢様、今日のご予定なのですが、私的なことで相談があります。それ以外は、幻想郷視察のご予定です」
白レ「エミヤが私的に用とは、珍しいじゃないの」
エミ「はい。私が主催している連盟の祝宴会が近々開催するので、そこにお嬢様と共に出席できればと思っています」

レミリアは口調を変えた。

白レ「ああ、そうか。執事連盟だな?」
エミ「そうです。副教会長」
白レ「そうか。他の二組にはもう、通達したのだな?」
エミ「御意に」
白レ「場所は、井蛙教会上で行うのか?そうならば、現状ならば2秒で済む」
エミ「はい。祝宴会は3時間ほどを見ています」
パチ「へぇ〜そんなことがあるんだ」
エミ「はい。パチュリー様も参加致しますか?他の出席者も、複数参加するとのことです」
パチ「面白いわね。異能の出席者なのでしょう?」
エミ「はい。イギリスで化け物を従える主君、別のイギリスで悪魔を従える幼い主君が出席致します。最初に紹介した方の従えるのは吸血鬼ですが、あのドラキュラ伯爵です」
白レ「ほう。我々のご先祖様ではないか」
エミ「はい。次元は異なるものの、祖先に違いありません」

白レ「それならば、参加しなければなるまい。参加しなければ失礼にあたるものだ」
エミ「そうですね。それでは、参加者に通達と使いを出します。巴神にでも使いをさせますね」
白レ「よろしくたのむぞ」

パチ「ところで、レミィ、井蛙教会上で行うって言ったけど、2秒ってどういうことなの?」
白レ「ああ、井蛙教会は第五次元世界にあってな、その世界では時間を制御することができるんだ。自由にな。それで三次元世界ではたった2秒しか時が流れないようにすることができるのさ。それが3時間に及ぶような時を過ごしていてもな」
パチ「時間操作ね。咲夜が得意とすることね」
咲夜「はい。パチュリー様。感覚としては理解しています」
白レ「期日は何時だ?エミヤ」
エミ「はい、来週の月曜日午後6時に予定しています」
白レ「場所は、井蛙教会食事室で違いないな?」
エミ「はい。そうでございます」
白レ「私の本体がうまくやってくれるだろうから、こちらはゆっくりできるな」
エミ「はい。では私は一端、本体へ働きをかけさせていただきます。少々、時間をとってミーティングさせていただけますか?」
白レ「ああ、いいぞ。よろしく頼む」

エミ「それでは、失礼します」

エミヤは、本体との連絡交換のために食堂を後にした。

パチ「レミィ?本体ってどういうことなの?」
エミ「あぁ、本体とは私のコピー元でも言う存在のことさ。私の本体は井蛙教会に存在しているので、そこから転送されているのが私なのだ。本体とは常に同期されているので、本体からの情報と、別の転送先の情報もえることができる。こちらの幻想郷でたとえるのならば、式神や使い魔のような感覚だろうな。しかしそうした使い魔よりも高度で自由度のあるのが
我々のシステムだ」
パチ「へぇ。凄いわね。人形使いよりも高度なシステムなのね」
白レ「そうだな。来週が待ち遠しいな」
パチ「そうね。楽しみね」

第四話につづく

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ようやく進みました。真のカリスマを元にしているので解説が少なくてすみましたね。万有のエミヤシロウが執事になったので楽でしたね。